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周辺メトロポリスの位置と変容 <社会科学研究叢書> 12

神奈川県川崎市・大阪府堺市

目次

まえがき

第1章 産業構造の転換と川崎の都市開発
 ―郊外化から再都心化の時代へ―  今野裕昭
はじめに
1.工業都市から研究開発都市へ
2.郊外地の開発時代
3.低成長期の再都心化
むすび―郊外化から再都心化の時代へ―

第2章 川崎市内産業・従業者特性と住民の性格  柴田弘捷
はじめに
1.川崎市の産業構造の変容
2.川崎市の人口構造
3.川崎市の若者の労働と生活
4.高齢者と高齢者世帯
5.人口高流動都市川崎
6.周辺都市との関係と都市施設の特性
むすびに代えて

第3章 戦前期川崎市における社会事業の形成展開
 ―川崎社会館の活動を中心に―  宇都榮子
はじめに
1.川崎市における社会事業形成過程の研究
2.川崎市社会事業の形成と展開
3.川崎社会館の創設とその事業
おわりに
資料1~資料5

第4章 アジア都市川崎の多文化・多民族経験  広田康生
1.問題の所在―アジア都市川崎の多文化・多民族経験への視座
2.概念の定義―「トランスナショナリズム」/「場所の政治」/「差異の政治」
3.川崎市の多文化・多民族経験
 ―川崎区S地区の在日コリアン人の「場所の政治」の過程に焦点を合わせて
おわりに―川崎型の「場所の政治」と共存の手法について

第5章 堺と川崎の防災まちづくりを考える
 ―堺市湊西地区と川崎市多摩区中の島町会における「結果防災」をめぐって―  大矢根淳
はじめに―紀州街道に路地の井戸,長屋門
1.「ちょこっとガーデンプロジェクト」社会実験への接続
2.「花」から「防災」へのドラスティックな展開―御蔵視察の意義
3.T氏と御蔵(まちコミュニケーション)・湊西(湊西自治連合協議会)
4.川崎市多摩区中野島町会の「防災マップづくり」(結果防災に向けて)

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内容説明

巨大都市東京・大阪に隣接する川崎市と堺市に視点をあて、都市の多面的な構造と人々の生活について、社会学的視点から隣接都市の「自立」の可能性を見出す。

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