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戦前期日本の食品衛生問題  新刊

戦前期日本の食品衛生問題

明治から戦前期にかけて日本の食品衛生史、衛生行政の展開や衛生組合の活動を概観。衛生観念はどのように意識されていったか。

著者 郭 鋒
ジャンル 経済
社会
出版年月日 2016/02/29
ISBN 9784881252994
判型・ページ数 A5・264ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序 章 先行研究の整理と問題提起

第1部 衛生行政の形成と食品衛生問題
第1章 戦前期日本衛生行政の概観
 はじめに
 第一節 戦前期文部省―内務省衛生行政史における食品衛生問題
     一、明治期
     二、大正・昭和前期
 第二節 戦前期日本の食品衛生史
     一、明治期
     二、大正・昭和初期
 おわりに

第2章 衛生組合の活動
 はじめに
 第一節 静岡市衛生組合の活動
     一、静岡市衛生組合の創設
     二、静岡市衛生組合の組織
     三、静岡市衛生組合の事業
 第二節 衛生組合の活動と食品衛生
     一、東京府衛生組合(南多摩郡)の活動
     二、大阪府衛生組合(鷺洲・城北)の活動
     三、静岡市衛生組合の活動
 第三節 新聞記事からみた衛生組合の活動とその問題点
     一、1898~1905年の記事
     二、1930~1935年の記事
 おわりに

第2部 個別産業における食品衛生・品質問題
第3章 明治期製茶
 はじめに
 第一節 近代日本茶業の沿革
     一、偽茶・粗悪茶、粗悪不正茶、着色茶の定義
     二、明治初期の製茶貿易
     三、明治中期の製茶貿易
     四、明治後期の製茶貿易
 第二節 「領事報告」からみた明治期製茶品質問題
     一、「領事報告」の性格
     二、1883年「贋製茶輸入制禁条例」をめぐる領事報告
     三、1897年「粗悪不正茶輸入禁止条例」をめぐる領事報告
     四、1911年「粗悪不正茶輸入ニ関スル増補細則」をめぐる領事報告・組合報告
 第三節 茶業組合資料からみた明治期製茶品質問題
     一、偽茶・粗悪茶問題と日本政府・茶業組合の対応
     二、粗製・不正茶問題と日本政府・茶業組合の対応
     三、着色茶問題と日本政府・茶業組合の対応
 おわりに

第4章 近代缶詰
 はじめに
 第一節 近代缶詰の沿革
     一、缶詰のはじまり
     二、初期的市場形成
     三、日清戦争による発達
     四、日露戦争による発達
     五、民間における缶詰の普及―戦後払下げと震災
     六、缶詰の輸出と国内における贈答品への活用
 第二節 缶詰の品質問題
     一、不当表示
     二、缶詰中毒
     三、防腐剤問題
 第三節 業界対応
     一、缶詰組合の沿革
     二、普及事業
     三、市販缶詰開缶研究会の開催と、「推奨マーク」、缶型の統一
     四、サーモン・デーと『缶詰時報』の刊行
     五、缶詰と黒変問題

第5章 近代製菓
 はじめに
 第一節 在来和菓子産業の存在形態
     一、穀物・砂糖と菓子生産の関連性
     二、在来和菓子産業の限界性
 第二節 近代洋菓子市場の形成
     一、軍事的な菓子需要
     二、民間的な菓子需要
 第三節 和洋製菓の品質問題
     一、シュークリームの危険―プトマイン中毒問題
     二、浜松の毒餅事件―病原菌の混入―食中毒の考え方の転換
     三、菓子の銀紙包装―鉛毒問題
     四、上品な菓子―有害着色料問題
     五、有毒着色料―有害着色料
 第四節 業界対応
     一、販売過程における障害
     二、生産過程における衛生向上
     三、製造年月日の表記
 おわりに

終 章

参考文献一覧
第3章 史料
あとがき

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内容説明

明治から戦前期にかけて日本の食品衛生史、衛生行政の展開や衛生組合の活動を概観し、衛生観念がどのように意識されていったかを検討する。さらに近代の日本茶業における品質問題や、缶詰業界、和菓子・洋菓子の近代製菓業など個別産業に関しても解明を試みる。

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