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少年の刑事責任

年齢と刑事責任能力の視点から

少年の刑事責任
著者 渡邊 一弘
ジャンル 法律
出版年月日 2006/12/22
ISBN 9784881251812
判型・ページ数 A5・288ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序章  刑事未成年制度と少年司法における保護主義との関係

第1章 刑事責任論における「責任非難」と「予防目的」
 序節
 第1節 刑事責任論の展開
 第2節 責任能力論の展開

第2章 ローマ法における未成熟犯罪者の取り扱い
 序節
 第1節 十二表法 (紀元前450年頃)
 第2節 アクィーリウス法 (紀元前290年頃)
 第3節 アエトリア法 (紀元前190年頃)
 第4節 ユスティニアヌス帝法典 (500年代)
 小括

第3章 ドイツにおける少年の刑事責任評価に関する歴史的研究
 序節
 第1節 成人刑の軽減の時代
 第2節 弁識能力重視の時代
 第3節 生物学的 ― 心理学的方法による判断の確立期
 小括

第4章 我が国における少年の刑事責任評価に関する歴史的研究
 第1節 現行刑事法前史
 第2節 明治40年新刑法における刑事未成年制度の成立
 第3節 現行刑法下における刑事未成年および少年の処遇の変遷

第5章 少年の刑事責任
 第1節 刑事未成年制度の検討
 第2節 犯罪少年の刑事責任

結語

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内容説明

本書は、わが国の刑法と少年法の関係について刑事責任論から体系的に位置づけている。すなわち刑事責任年齢の意味や刑罰適応性評価が何の論拠に基づくかを解明し、ローマ法、中世から近代のドイツ、日本の近代前後史まで遡る。

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