ホーム > 日中戦争期における汪精衛政権の政策展開と実態

日中戦争期における汪精衛政権の政策展開と実態

水利政策の展開を中心に

日中戦争期における汪精衛政権の政策展開と実態
著者 小笠原 強
ジャンル 歴史
出版年月日 2014/02/01
ISBN 9784881252840
判型・ページ数 A5・244ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

序論
第1章 汪精衛政権概史
 第1節 日中戦争の勃発と「汪兆銘工作」(1937年7月~1940年3月)
 第2節 汪精衛政権の成立から対米英戦まで(1940年3月~1942年)
 第3節 汪精衛政権の対米英戦から政権解体まで(1943年~1945年)
第2章 汪精衛政権の政権構想-周仏海の政権構想から-
 第1節 周仏海について
 第2節 汪精衛政権成立前の対日和平論-1937年~1939年
 第3節 汪精衛政権成立後の対日和平論
第3章 汪精衛政権の水利政策の概要
 第1節 水利政策の執行機関
 第2節 水利政策の概要
第4章 安徽省淮河堤防修復工事
 はじめに
 第1節 民国期の淮河と日中戦争による被害
 第2節 汪精衛政権による淮河堤防修復工事(1)-淮河北岸工事
 第3節 汪精衛政権による淮河堤防修復工事(2)-淮河南岸工事
第5章 江蘇省呉江県山湖灌漑実験場「接収」計画
 はじめに
 第1節 汪精衛政権と食糧問題と山湖灌漑実験場
 第2節 1940年~1941年の「接収交渉」
 第3節 山湖灌漑実験場の「接収」と汪精衛政権のよる管理
第6章 三ヵ年建設計画(1)-「蘇北新運河開闢計画」-
 第1節 汪精衛政権に「戦時体制」と「三ヵ年建設計画」による水利政策の転換
 第2節 「蘇北新運河開闢計画」
第7章 三ヵ年建設計画(2)-東太湖・尹山湖干拓事業
 はじめに
 第1節 「東太湖浚墾」事業の開始
 第2節 事業の展開
 第3節 事業の再開と1945年以降の尹山湖
結論

このページのトップへ

内容説明

日本軍占領下で成立した汪精衛政権は、淮河の堤防修復工事や、灌漑事業などを行った。著者はそこに注目し、事業の特徴を検討して、政権が増水被害や食料不足の解消に努めたことをあげている。

このページのトップへ