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非金融負債会計の研究

蓋然性要件の取扱いを中心として

非金融負債会計の研究
著者 松本 徹
ジャンル 経営
出版年月日 2014/02/01
ISBN 9784881252871
判型・ページ数 A5・224ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はしがき
序章 本書の目的と構成
第1章 非金融負債会計の変遷
-日本・米国・IASBの引当金会計-
はじめに
1 日本
2 米国
3 IASB
4 まとめ
第2章 非金融負債の概要 -非金融負債と引当金の異同―
はじめに
1 国際的な負債に関するプロジェクトと我が国の動向
2 IASB
3 日本
4 非金融負債と引当金の異同
5 まとめ
第3章 非金融負債会計と資産除去債務
-会計処理に関する一考察-
はじめに
1 資産除去債務の概要
2 FASBにおけるSFAS第143号導入の背景
3 IASBにおける資産除去債務に関連する基準
4 認識範囲に関する企業会計基準委員会の見解とその特徴
5 会計処理に関する企業会計基準委員会の見解
6 会計理論からの考察
7 会計処理の考察
8 資産除去債務の会計処理に関する試案
9 まとめ
第4章 非金融負債会計と蓋然性要件(1)
-蓋然性要件の現況とその変遷-
はじめに
1 日本
2 米国
3 IASB
4 環境負債と蓋然性要件
5 まとめ
第5章 非金融負債会計と蓋然性要件(2)
-蓋然性要件の削除に関する考察-
はじめに
1 蓋然性要件の方向性
2 蓋然性要件の取扱い
3 蓋然性要件の削除の評価点・問題点
4 IASBの蓋然性要件の削除理由の検討
5 負債の認識範囲の拡大
6 非金融負債と非金融資産の対称性
7 まとめ
第6章 非金融負債会計の構築と課題
―わが国「引当金に関する論点の整理」の検討に際して―
はじめに
1 「非金融負債」の本質を踏まえた議論
2 会計観
3 概念フレームワークとの整合性
4 蓋然性要件の削除の再検討
5 まとめ
終章 ―本書の総括
付録 有形固定資産の取得後支出の会計処理に関する一考察

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内容説明

「非金融負債」というテーマは,未だ会計基準としての結論を得ていない。本書は,次の三つを課題とし,その解明に取り組んでいる。「非金融負債」はどう会計処理されるべきか。「資産除去債務」の会計処理の矛盾点と解決策の考察。「蓋然性要件の削除」の再検討の必要性の提示。

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