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いじめ問題関係判決書の教材開発といじめ授業

構成要素を中心に

いじめ問題関係判決書の教材開発といじめ授業

20年近くいじめ裁判判決書教材を活用した授業を重ねて来た著者が、いじめ防止・抑止を目指す授業のために明らかにした書。

著者 新福 悦郎
ジャンル 教育
出版年月日 2018/12/25
ISBN 9784881253304
判型・ページ数 A5・476ページ
定価 本体4,400円+税
在庫 在庫あり
 

目次

第1章 研究の目的と構成
 第1節 問題の所在
 第2節 本研究の目的
 第3節 本研究の内容及び構成

第2章 本研究におけるいじめの態様
 第1節 本研究におけるいじめ態様の類型化
 第2節 本研究におけるいじめ態様と裁判例の選定
 第3節 本研究における「学習内容」の構成要素についての考察

第3章 「悪口」を防止・抑止するいじめ判決書教材の開発(判決書教材A・京都地裁平成17年2月22日判決)
 第1節 判決書選択の妥当性
 第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
 第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
 第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
 第5節 小括

第4章 「無視・仲間はずれ・村八分」「暴行・恐喝」を防止・抑止するいじめ判決書教材の開発(判決書教材B・東京高裁平成6年5月20日判決)
 第1節 判決書選択の妥当性
 第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
 第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
 第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
 第5節 小括

第5章 「物理的いじめ」の防止・抑止を目指すいじめ判決書教材と授業(判決書教材C・東京高裁平成14年1月31日判決)
 第1節 判決書選択の妥当性
 第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
 第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
 第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
 第5節 小括

第6章 「いじめとふざけ」の違いを学ぶいじめ判決書教材の授業(判決書教材D・東京高裁平成13年12月20日判決)
 第1節 判決書選択の妥当性
 第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
 第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
 第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
 第5節 小括

第7章 「性的嫌がらせ」の防止・抑止を目指すいじめ判決書教材の防止・抑止を目指す(判決書教材E・神戸地裁姫路支部平成18年7月10日判決)
 第1節 判決書選択の妥当性
 第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
 第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
 第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
 第5節 小括

第8章 「特別支援いじめ」の防止・抑止を目指すいじめ判決書教材と授業(判決書教材F・大阪地裁平成9年4月23日判決)
 第1節 判決書選択の妥当性
 第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
 第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
 第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
 第5節 小括

第9章 本研究のまとめ
 第1節 判決書教材のテーマと構成要素
 第2節 テーマ以外の構成要素
 第3節 本研究の成果と課題

参考文献
本研究に関する主要著作・論文
あとがき

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内容説明

いじめをどう教えればよいのか――著者は、法と人権の視点からいじめ裁判判決書教材を開発活用し、20年近くにわたって授業実践を重ねてきた。
本書ではそのいじめ授業の成果が、構成要素の抽出という形で示されている。その要素は、本書の教育実践学上の意義を教えてくれる。

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