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ワークフェアの日本的展開 <社会科学研究叢書> 17

雇用の不安定化と就労・自立支援の課題

ワークフェアの日本的展開 <社会科学研究叢書>

地方自治体による就労支援と生活支援プログラム、就労機会創出の試みまで。「就労」を基本とした社会経済政策の現状と展望をめぐる。

著者 宮嵜 晃臣 編著
兵頭 淳史 編著
高橋 祐吉
町田 俊彦
鈴木 奈穂美
福島 利夫
ジャンル 社会
シリーズ 社会科学研究叢書
出版年月日 2015/03/01
ISBN 9784881252963
判型・ページ数 A5・272ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに

第1章 
 雇用不安定化の諸要因とワークフェアのアポリア・アンチノミー 
                            宮嵜 晃臣
  1.はじめに
  2.雇用不安定化の要因
  3.雇用不安定化の歴史的位相
     ―福祉国家型資本主義からグローバル資本主義へ
  4.ワークフェアとそのアポリア・アンチノミー

第2章 
 雇用労働という困難 ――社会政策史のなかの就労政策―― 
                            兵頭 淳史
  1.はじめに
  2.異様な人々,狂気の政策――近代資本主義の成立と労働政策
  3.「全員就労」と「完全雇用」
      ――福祉国家の興亡と転変する雇用労働
  4.「市場対国家」図式を超えて――ワークフェア克服への視座
  5.むすびにかえて

第3章 
 若者の現在と就労支援の課題 
   ――「働くこと」を再考するために―― 
                            高橋 祐吉
  1.就労が困難な若者たちの現状
  2.就労支援はどのように展開されているのか
  3.就労支援から「もうひとつ」の「ほどよい」働き方へ

第4章 
 分権改革と自治体の就労支援策 
   ――無料職業紹介事業と雇用創出基金事業―― 
                            町田 俊彦
  1.はじめに
  2.自治体就労支援策の積極化の背景
  3.自治体の無料紹介事業
  4.雇用創出基金事業
  5.大阪府豊中市における無料職業紹介と雇用創出基金事業

第5章 
 補完性原理に基づく「四助論」と「自立」概念    
                            鈴木奈穂美
  1.はじめに
  2.日本の社会保障制度にみる「補完性原理」に基づいた「四助論」
  3.4つの「助」概念(自助・互助・共助・公助)の定義
  4.補完性原理に基づく「四助論」の限界
  5.「自立」「自立支援」とは何か
  6.おわりに

第6章 
 貧困・不安定就業と生活保障システム    
                            福島 利夫
  1.はじめに
  2.格差と貧困の象徴
  3.人口と家族の変動
  4.国民生活の格差と貧困
  5.失業・不安定就業の全体像
  6.これからの生活保障システムを展望して

あとがき

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内容説明

20世紀末以来、先進各国において総じて本格化してきた新自由主義的改革の下で、生存権原理に基づく社会保障を基軸に据えてきた社会政策の領域においても、その重心を「福祉」(ウェルフェア)から「就労」(ワーク)に移す流れ、すなわち「ワークフェア」の動向が加速しつつある。 本書は、この「ワークフェア」の分析を軸としながら、地方自治体による就労支援と生活支援プログラム、さらには就労機会創出の試みまで視野に収めた、日本における、「就労」を基本とした社会経済政策の、現状と展望をめぐる共同研究の成果である。

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